サンスタールナは部署の垣根を超えた
社員4名が立ち上げたプロジェクトです。
立ち上げのきっかけは社内公募のアイデアコンテストで受賞したことでした。

リーダー・メディア担当
「サンスター文具にてティーン向け商品のデザイン・開発を担当」

担当者M

「生理のことを知るきっかけに」

私は学生の頃から月経前症候群(PMS)と月経困難症に悩まされていました。毎月生理前は感情の波が激しくコントロールできないことに苦しみ、生理の初日は学校や会社に行けないほどの腹痛、吐き気を催し、真夏でもおなかにホッカイロを貼り常に鎮痛剤を手放せないような症状でした。(※同じような症状で悩まれている方は婦人科の受診をおすすめします…!)

かくいう私も、友人のすすめで数年前から婦人科で治療を始めたところ、症状はだいぶ和らぎました。同時に「生理期間を更に快適に過ごしたい」と生理用品への関心が高まり、今まで決まったものしか使っていなかったのですが、タンポンや吸水型サニタリーショーツなど、さまざまなものを試してみました。婦人科の治療と生理用品の選択肢が広がったことは自分にとって良かったことなのですが、同時に「もっと早く婦人科に行けば…生理に関する正しい知識を学んでいればよかった」と後悔もしました。
そういった自身の経験から、「今は文具メーカーで働いているけど、いつか生理で悩む人に寄り添えるような仕事がしたい」と考えるようになりました。

そんなときに、同僚から唐突に「生理に関する商品をつくりたい!一緒に社内公募に応募してみない?」と声をかけられました。「文具メーカーなのに!?」と一瞬驚いてしまったのですが、学生の頃に母が買ってくれたサニタリーショーツがパステルカラーでかわいくてお気に入りだったことを思い出し、「サンスター文具ならではの、カワイイ生理用品をつくりたい!」とプロジェクト立ち上げに携わることとなりました。

サンスタールナのデザインは、10代のお子さまに心からカワイイと思ってもらえるように、身近な文具や雑貨と同じテンションで選べるように…という想いで、ファンシーなデザインを選びました。

しかし、「もっとシンプルなものがいい」「いかにも女の子が好きそうでいやだ」など…このようなデザインが好みではないお子さまもいる、万人に受け入れられるデザインではないとも思います。
サンスタールナは「カワイイ」を強制するつもりはなく、多様化するフェムテック製品の選択肢のひとつでありたいと思っています。

毎月訪れる「ブルー」を抱える女性が「選ぶ自由」「選ぶ楽しみ」を少しでも感じられるように。初経への関心が薄い10代の女性が、生理のこと、自分のからだのことを知るきっかけになるように…。

デザイン・SNS担当
「サンスター文具にてキッズ向け商品のデザイン・開発を担当」

担当者A

「カワイイ&心ときめく商品を」

《プロジェクト参加のきっかけ》
私は生理の症状はあまり重くなく、正直なところ特段深く悩んだ経験もありません。
生理前は多少イライラするし食欲も増える。眠気が増す時があれば少しお腹が痛い時もある。でも、鎮痛剤を飲むことはほとんどなく、病院にかかるほどではない…そんなタイプの人間です。そんな私がこのプロジェクトに参加しようと思ったのか…それは自分が初経を迎えた頃のとある経験があったからです。
私は小学4年生の頃、休日に家族(父・母・弟)で出かける日の朝に初経を迎えました。
学校で生理に関する知識を学んではいましたが、ある日突然自分のショーツに経血がついていたことにひどく動揺したことを今でもハッキリと覚えています。その上、父や弟がいる前ではなんだか気恥ずかしく、すぐに言い出すことができませんでした。妙にもじもじしている私に母が気づきようやく伝えることができましたが、母も「えぇ!?」と突然のことに驚いていました。その後、即座に父と弟を部屋から追い出し(男性の家族への伝え方は家庭により様々かと思いますが、当時の私はとても助かりました)、ナプキンの付け方を教えてもらい、その後にナプキンが数個入ったポーチを渡してくれました。
とりあえずこのポーチがあれば安心!…という思いと同時に湧き上がった気持ち、それが「このポーチ、あんまりかわいくない…!」でした。
母がポーチを渡してくれたこと自体は嬉しい思い出ではありますが、それが母のおさがりの古いデザインのものではなく自分用に用意されたものだったら、デザインが自分好みだったら…もっとテンションが上がったのかなと思います。
私の母は、突然の娘の初経に「生理用ポーチを渡す」という形で対応してくれましたが、家庭によってその対応の仕方は様々だと思いますし、急すぎて準備できなかったということも十分にありえることかと思います。突然訪れるその日のために準備をするきっかけになるような、そして初経を迎えたお子さまが少しでもテンションの上がるような、そんな商品をお届けしたいと思いプロジェクトに参加しました。

《商品化への想い》
プロジェクトの立ち上げ前、私は女児向けの商品企画とデザインに携わってきました。今までの経験を活かした「カワイイ」そして「心ときめく」商品をお届けできればと思っています。
もちろん、女の子全員が「THE・カワイイ」ものが好きとも限らないですし、自分自身も幼少期はカワイイものより「シンプル系」のものが好きでした。一方で、カワイイものが大好きな同級生がいたこともまたハッキリと覚えています。「自身の持ち物がお気に入りだとテンションが上がる!」という気持ちは、年齢や性別を問わず多くの人に共通する感覚ではないでしょうか。
好みは人それぞれではありますが、今回はサンスター文具の強みでもある「ファンシーでカワイイ」デザインを、全力でお届けできればと思っております。またゆくゆくは、カワイイという軸は大切にしながら、シンプル系やスポーティー系など様々なデザインに挑戦していきたいです。

《さいごに》
ブルーな気持ちになりやすい生理の日。
そんな生理とも気がつけば15年の付き合いになりました。ブルーな気持ちに慣れることはないけれど、生理そのものに対しては「あ、今月もきたのね」くらいにはなってきました。(もちろん個人差はあると思います)今でこそライトに向き合えていますが、初経を迎えたその日は「あぁ…始まってしまったんだぁ…」とひどく気落ちした記憶があります。そして、今日この時も同じようにしょんぼりしてしまう女の子がいるのかもしれません。
そんな不安な気持ちになるお子さまに、カワイイ商品を通して「ちょっとした楽しみ」みたいなものを提供したいと強く思います。また、かつての私がそうだったようにお子さま目線で欲しくなるようなデザインの商品をお届けしたいです。ほんの少しでも、お子さま達の不安な気持ちが安らぎますように。

他2名の担当者の想いはMakuake活動レポートで更新予定です

うさぎのるなむーはいつもごきげん。
お話しすることや甘いものが大好きで、
なんだかすぐにねむたくなっちゃう。
きみがハッピーなときもブルーなときも、
きっと近くで自由きままにすごしている。
るなむーはいつもあなたのそばに。